オフィスの商業施設化
2020年、突如世の中を襲った『COVIDー19』
巻き起こる『コロナ禍』により、各業界は大きな変化を余儀なくされました。
オフィス業界も例外ではなく、以前は企業が所有して当然な資産として…
- 就業人員分の執務スペース確保(ワイド○〇㎝のデスク×従業員数)
- 必要会議室の確保とレイアウト(来客数・社内会議の規模と頻度)
によってプランニングされたオフィス空間は…
- 出社の意味(在宅・テレワークによる出社率の減少)
- 働き方の変化(業務のPC化・MTGの多様化)
などを要因に、『オフィスを所有する意味が問われる』とまで言われる時代となっています。
『コロナ禍』で出社を制限された日々により、自宅やサテライトなどでのPCワークにも慣れ 「何があっても9時出社!」と言う『昭和型モーレツ社員』は鳴りを潜めた今(笑) スマートで合理的な『働き方』がトレンドとなっています。
- 業務はノートパソコンがあれば十分
- 殆どの会議は「リモート化」。リアル会議は最低限!
と言う現代ビジネスの現状は、視点を変えれば…
- 購買形態の変化~購入はネット販売(Amazonなど)で十分
- 来店目的の低下~店頭での煩わし接客より、ネット広告や『口コミ』の方が分かり易い
との背景によって、集客力を失ってしまった『商業施設』によく似ています。
目的型業態(ブランドショップ・専門店)は店舗販売力を低下させ、 必要購買業態(スーパーマーケット・ドラッグストア)だけが右肩上がりの『商業施設』は 新たな『集客装置の意味』を問われています。
『オフィス業界』に目を戻しましょう。 オフィスも商業施設(集客装置)同様に『コロナ禍』により変化しました。そして、『オフィスの新たな意味』を問われています。
そのテーマは…
- 如何に『出社』する意味を創出するか。
- オフィスを所有する価値とは何なのか。
それはイコール、企業が社員に提示する『新たなロイヤリティ』の創出ではないでしょうか。
- 帰属意識を向上させる『オフィス空間(快適性・満足感)』の提供
- PC業務(パーソナル/必要条件)をベースとし新たなリアル(コミュニティ/十分条件)の創出=会う事の価値
- オフィス業務における快適性の提供~在宅・サテライトでのPCワークにはない快適性の創造
などを目的に今後の「オフィス空間構築」は進められるべきであり、 それが新たな『オフィスの意味と価値』につながると考えます。
数年前までの『機能優先型のオフィス構築(数からの創造)』とは大きな変化です。
H・M・Jは創業時より携わる『商業施設構築』の目線(集客装置の創造)をベースに、 『オフィス構築』において新たな施設コンセプトであるお客様の『ロイヤリティ創造』のお手伝いを致します。
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